2015年12月29日

2015年作品鑑賞ベスト 映像作品・漫画編

こんにちは、外都ユウマです。早いもので、2015年も終わろうとしております。ついこのあいだ、2014年のまとめを書いたような気がするのですが、一年が過ぎるのは本当に早いですね。
ブログの作品鑑賞カテゴリが増えない代わりに、今年も触れた作品の感想をTwitterにあげて、ときどきお気に入り(いいね)、リツイートしていただきました。ありがとうございます。
昨年はTwitterのタグに便乗して、一年間で読んだ文芸作品、漫画、観た映画からいくつか選んで感想を書きました。それが楽しかったので、今年もイチオシ作品をいくつか紹介させていただこうかなと思い、この記事を書いております。
私が語るまでもなく有名な作品、話題作ばかりです。2015年の総まとめ、あなたと一緒に語り明かしたい作品をずらりと並べておりますのでお付き合いくだされば幸いです。

さて、本記事は漫画・映像作品編。昨年同様、「今年私が楽しんだもの」から選んでおります。著者監督敬称略につき、ご了承ください。


*映像編*
今年は話題作4作品を選んでみました。DVDで観たもの、映画館へ足を運んだもの、少ないながらも内容が濃かった思い出です。

『チョコレートドーナツ』(トラヴィス・ファイン)
年明け早々にこの作品を観て、とても重かったことをはっきりと憶えています。いい意味で。
ゲイのカップルと障害を持つ少年がともに暮らす日々を描いた作品なのですが、そこには様々な問題が起こってきます。作品のモデルとなった、実際にあった同性愛者差別をめぐるストーリーは、幸せな場面との対比がまた辛い。
衝撃のラストにただ涙が止まりませんでした。現実問題として迫るということもありますが、それを抜きにしても、新年に観るには胸が痛い作品でした。音楽、主人公の歌が良いですよ。

『グランド・ブダペスト・ホテル』(ウェス・アンダーソン)
Twitterのタイムライン上で話題になっていたので、これは観たいと思っていたのです。
ホテルの人たらしコンシェルジュ・グスタヴとロビーボーイ・ゼロの大冒険ともいえる人生を描くコメディ。わりと人は死ぬし、その方法も残酷だったりするのに、テンポが軽快なので笑えてしまって。
爽快で王道、とにかく人に恵まれるグスタヴ氏に見入る作品。そして殺し屋が出てくる度にふきだすのを抑えられなかった……。

『リトル・フォレスト 夏/秋 冬/春』(森純一)
東北の小さな集落、小森で自給自足生活をする。舞台も設定もツボにはまった作品。
出てくる食べ物がどれも美味しそうで、農作業から作る過程やそれに伴う主人公いち子の思い出も良い。古めかしい台所の可愛いタイル、ところどころに現れる猫、そしてふとかけられる心を突くような言葉。ああ、これは好きな映画だなあ、と思いました。
「人の悪口を言うのは自分にも同じ面があってやましいから」「『一生懸命』に逃げている」私自身にも心当たりのあるそんな言葉を、いち子は受け止め、行動します。後半は特に身につまされました。

『バケモノの子』(細田守)
一人で映画館行って、ぼろぼろ泣いて帰ってきました。ひとりぼっちとひとりぼっちが出会って、ひとりじゃなくなるお話だなあというのが私の解釈。みんな幸せになれ。
誰にだって、どんな形であれ、「他者」が必要。そうでなければ「自分」ができない。というのを感じながら観ていました。映画館行って良かった!
機会があればもう一度観たい作品です。まず渋天街が魅力的。


*漫画編*
改めて数えると気が遠くなるくらい読みましたが、今年選んだのは6作。小説もそうなのですが、好きな作家さんが固定されて、偏りが出ております。そしてご飯もの多め。好きな作品の続編が出たのも嬉しい一年でした。

『がっこうぐらし!』(千葉サドル/海法紀光)
アニメから入りました。で、原作読んで引き込まれました。女の子が絶望するのはたまらんですね。
「学園生活部」の四人の関係や特性がツボに入りました。極限状態下での共依存から変化してまた別の共依存、って読み物として見る分にはとても面白い。そういう理由で私はりーさん推しです。
思えば『まどかマギカ』以来の絶望するお姉さんキャラハマり。

『砂海の娘』(ムライ)
常にポーカーフェイスの砂漠の配達屋さんが、猫をおともに、人々へ希望を運ぶ。どんどん広がっていく人間関係と少しずつ明かされていく過去が、私の好きなポイントの一つです。
登場する異形や鳥(ムライさんの描く鳥は魅力的な不気味さがあって好き)のタッチは、『路地裏第一区』から一目惚れでした。容赦のない独特の世界観にも、入りこんだら出たくない。
配達屋さんの名前は……「教えなーい」。どうぞ作品で確かめてください。

『マキーナ』(ムライ)
「機械は生きている」。不思議なロボット「ロイド」と子供たち、そしてちょっと変わった先生など、濃くも可愛らしい(?)キャラクターがこれまた独特の世界の中で描かれる、こちらもおすすめの一作。
『砂海の娘』より少しほのぼのしてるかしら。機械への想い、人々の間の心の動きが優しく、ときには狂気的に描かれていて、ムライさんの魅力を堪能できます。
可愛く切ないロイドと、お友達になりたくなること必至です。

『ごはんのおとも』(たな)
はい、きましたご飯もの。ここからご飯続きますよ!
独身男性に独り暮らしを始めたばかりの女子大生、ツイてない男性社員におばあちゃん、おじいちゃん、女の子、料理屋「ひとくちや」のご主人などなど。ご飯でほっと幸せになる物語が、美味しくぎゅっと詰まった作品です。レシピもあるよ。卵のしょうゆ漬けはいつかやってみようと目論んでます。
ほのぼのしてて美味しそう、なんとも温かで癒される。疲れたときはこの作品で一息ついて、思い切り食べてお腹をいっぱいにしましょう。

『ホクサイと飯さえあれば』(鈴木小波)
おかえりホクサイ、ブンちゃん! 待ってました、『ホクサイと飯』の続編、というか主人公ブンの学生時代を描いた作品です。めっちゃご飯作って、めっちゃ食べますよ! もちろんレシピ付き。
ブンとホクサイを取り巻くキャラクターも魅力的。美味しいものが大好きな人はいいよねえ。ハプニング続きだけど、それでもめげずに日々ご飯を楽しみに生活するブンちゃんが好きです。
是非『ホクサイと飯』から現在出ている本作二巻まであわせてどうぞ。しかしこうして蔵書にご飯ものが増えていくのだなあ……。今ブームですしね、ご飯もの。

『ダンジョン飯』(九井諒子)
まずは「このマンガがすごい!2016」オトコ編第一位おめでとうございます! それくらいインパクトあったもの、納得の一位です。
ダンジョンでモンスター倒して、それを料理して食べるっていう発想がすごい。食べ方が妙に詳しかったり、モンスターの知識がどんどん入ってくるのに、混乱しない。ちゃんと目的があって冒険もするし、種族間の認識の差なども描かれています。物語のテンポも絶妙。これはまさにあとをひく美味しさですよ。なんて味の濃い作品が出てきてしまったんだ……! 九井さん作品がさらに好きになりました。


以上、漫画・映像作品編でした。昨年末の予想通り、大量の漫画で山ができている現状です。それくらい今年は面白い作品にたくさん出会えました。続刊のものもどんどん出てきましたし。
映画も、観た本数は少ないですが面白いものばかりで。充実した一年だったと思います。
それでは「文芸作品編」もよろしくお願いします。また明日!
posted by 外都ユウマ at 16:20| Comment(0) | 作品鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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